ルルドの泉

礼拝式で、特に洗礼式で、水は生まれ持った罪を｢洗い流す｣象徴として使われる。罪なくして受胎された聖母マリア様は、第一の儀式である洗礼の真の意味と深い恩恵を思い起こさせるための象徴として、特にMassabielleの泉を使った。洗礼された後の者は、｢教会の信者｣となるのである。Bernadetteが水を飲み、顔を洗ったという行動を真似た単純な宗教儀式によって、ルルドへの巡礼者は身体と精神を清めている。

しかしこの地で数をなした病気の中で、多くの者はその水に体を浸し、ある者は癒されている。1858年3月1日のCatherine Latapieを初め、2500もの理解不可能な病気の回復例が残されている。しかし多くのものは、、ルルドの真の奇跡というものは、何よりもまず神の存在と恩恵であり、それはこの「すべての者に与えられた無限の恩恵にたいする限られた肉体的証拠」(R. Laurentin)に表されていると思っている。